2017年11月7日火曜日

何となくの行動

絵コンテの仕事をしていると、キャラクターの動きを描く機会がとても多いです。

キャラクターが、なぜ、そういう動きをしたのか?
これらが説明できなければなりません。

例えば、テーブルの上にあるマグカップを持とうとしたキャラがいたとして、手をマグカップに近づけた段階で一瞬持つのを躊躇した、とします。

ピタッと間ができるときに、キャラは何かを考えたか?どういう意味があるか?

色んな理由が考えられますね。リアルであれば、「何となくの行動」ということもあるかもしれません。「何となく気が変わった」みたいなことはリアルであれば自然にありますよね。

しかし、創作においては、少なくともそれを描写する以上、何らかの答えを作り手は用意しておく必要があります。
それは作品を見る人(受け手)がいるからで、少なくとも受け手が腑に落ちる、かつ興味深い描写にしなければならないのです。
また、その人たちが情報を取得する上で妨げになってはいけません。

マグカップを持つのを一瞬だけ躊躇した、という行動は、その前後の時間軸できっと理由があるはずです。

行動を描くということは、連続性を描くということであり、ドラマは連続性を得て成立するのです。

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